「インディーゲーム」という言葉を、ゲームのストアやニュースでよく見かけるようになりました。けれど、普通のゲームと何が違うのか、はっきり説明するのは意外と難しいものです。
この記事では、インディーゲームの意味と特徴、広まった背景、遊び方と探し方、そして自分で作るときの始め方までを紹介します。
インディーゲームとは
インディーゲームは、大手のゲーム会社やパブリッシャー(販売会社)の仕組みから独立して作られたゲームを指す言葉です。 「インディー」は、英語の independent(独立した)を略したものです。個人や少人数のチームが、自分たちの作りたいものを形にした作品を指すことが多くあります。
ただし、インディーゲームに決まった定義はありません。ゲームメディアの電撃オンラインでも、インディーゲームの定義は「あいまい」だと紹介されています。大手以外の小さな会社の作品や、大手が社内で小さなチームを作って開発した作品も、インディーゲームと呼ばれることがあります(電撃オンライン)。
世界的なゲームの賞である The Game Awards では、「ベストインディーゲーム」の部門を、「伝統的なパブリッシャーの仕組みの外で作られたゲーム」の中から、創造性や技術に優れたものを選ぶ部門と説明しています(The Game Awards)。
インディーゲームの特徴
インディーゲームには、決まった形はありませんが、次のような特徴を持つ作品がよく見られます。
- 作り手の個性やアイデアが前に出ている:売れ筋に合わせるより、作り手が作りたいものや、新しい遊びのアイデアを形にした作品が多い
- 価格が手ごろ、または無料:数百円〜数千円で買える作品や、無料で遊べるフリーゲームも多い
- 短い時間で遊べる作品も多い:数十分〜数時間で遊び終わる作品もあり、すき間の時間にも遊びやすい
- 見た目の表現がさまざま:ドット絵、手描きの絵、シンプルな図形だけのものなど、表現の幅が広い
一方で、大規模なゲームのような長いボリュームや、たくさんの機能を求めると、物足りなく感じる作品もあります。何に重きを置いて作られた作品かを知ったうえで選ぶと、楽しみやすくなります。
インディーゲームが増えた背景
インディーゲームが増えた大きな理由は、個人でもゲームを作り、届けられる環境が整ったことです。
- 無料で使えるゲームエンジンの広がり:Unity や Godot Engine など、個人でも無料で使える開発ツールが広がった
- ダウンロード配信の広がり:パッケージを店に並べなくても、Steam や家庭用ゲーム機のダウンロード版、投稿サイトで世界中に届けられるようになった
- 紹介の場の広がり:ゲーム機のメーカーやイベントが、インディーゲームを紹介する場を設けるようになった
個人や小さなチームが作った作品から、世界的なヒット作も生まれています。代表的な例は、個人開発の成功例で紹介しています。
インディーゲームの遊び方・探し方
Steam などの PC 向けストア
PC で遊ぶなら、Steam などのダウンロード販売のストアが中心です。 ジャンルやタグ、レビューから作品を探せます。体験版が用意されている作品もあるので、気になる作品はまず試してみるのがおすすめです。
Nintendo Switch などの家庭用ゲーム機
家庭用ゲーム機のダウンロード版でも、多くのインディーゲームが配信されています。 任天堂は「Indie World(インディーワールド)」で、Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch のさまざまなインディーゲームを紹介しています。
フリーゲームの投稿サイト
無料で遊べるインディーゲームを探すなら、フリーゲームの投稿サイトがおすすめです。 ふりーむ!やフリーゲーム夢現、ブラウザで遊べる unityroom や PLiCy などに、個人が作った作品がたくさん公開されています。

各サイトの特徴は、フリーゲーム投稿サイトまとめで比較しています。海外の作品も含めて探すなら、itch.io も選択肢になります。
紹介サイトで、作り手の言葉から探す
作った人がどんな思いで作ったのかを知ってから遊ぶと、作品の見え方が変わります。 Devoch では、ゲームやアプリの作り手が、自分の言葉で作品の紹介ページを書いて掲載しています。
日本のインディーゲームのイベント
作品を実際に遊べたり、作り手と直接話せたりするイベントもあります。 たとえば BitSummit は、京都で毎年開かれている、日本最大級のインディーゲームの祭典です。こうしたイベントでは、発売前の作品を試遊できることもあります。
インディーゲームの作り方
インディーゲームは、遊ぶだけでなく、自分で作ることもできます。 無料で使えるゲームエンジンや、プログラミングなしで RPG やノベルゲームを作れる制作ソフトもあり、個人でも作品を形にしやすくなっています。

- 作り方の全体の流れ:個人でゲームを作る方法
- ツールの選び方:無料のゲームエンジン・ゲーム制作ソフト比較
- ノベルゲームを作るなら:ノベルゲームの作り方
まとめ
- インディーゲームは、大手のゲーム会社やパブリッシャーの仕組みから独立して作られたゲームを指すことが多い。ただし、決まった定義はない
- 作り手の個性やアイデアが前に出た作品、手ごろな価格や無料の作品、短い時間で遊べる作品が多い
- 無料のゲームエンジンやダウンロード配信の広がりで、個人でも作って届けやすくなった
- Steam、家庭用ゲーム機のダウンロード版、フリーゲームの投稿サイトなどで遊べる
気になる作品を見つけたら、作り手の思いにもふれながら遊んでみてください。